3月3日(土)高学年クラスのみんなと山口県熊毛郡上関町祝島へ行ってきました。
島の方が昔から大切にしている暮らしの知恵や現在取り組まれていることを学びます。
今回の参加は、4名。うち初めて祝島へ行く人は、3名です。
集合場所の室津漁港。いいお天気です。
定期船「いわい」に乗ること30分ほど。祝島へ到着です。
自分の荷物を持って、島特有の路地を宿まで歩きます。
宿では、主の國弘さんが出迎えてくださいました。
挨拶をして、島での活動を確認。
まず初日の今日は、お天気もいいので、平さんの作った日本一の棚田を歩いて見に行くことにしました。
みんなのお母さんが作ってくれたお弁当を持って出発。
ぽかぽか陽気で、いいトレッキング日和です。

向かって左手に目を向けると今日は、霞んでいますが、愛媛県の佐田岬が見えます。
右手は、ビワやみかんの畑が広がっています。
いろんな話をして歩くこと1時間。
大きな石垣が目の前に現れました。

写真では、わかりづらいのですが、高い場所で9mあります。
これは、日本の中で一番高い石垣になるそうです。
人と比べるとこんな感じです。
丁度お昼休み中の平さんにお会いすることができました。

平さんのおじいさんのこと。
棚田を残してくれたことへの思い
平さんのお父さんの話。
上関原発への思い
田んぼでのお米作りの話し
棚田の構造
海に浮かぶ島々の話し
たくさんのお話をうかがいました。
平さんもお昼ごはんがまだということで、お互いにお弁当タイム。
2晩沸かしたびわ茶をいただきました。
「風が冷たいから小屋の中でごはん食べたらいいよ!」
「外で食べるなら、このシートをつかいなさい。」
「びわ茶のおかわり、あるよ。」
優しい気遣いで、私たちを出迎えていただきました。ありがとうございました。
お昼ご飯を食べた後。
「上の田んぼの水路に大きな牛カエルが居ったが、あんたたち見るかね?」
と誘っていただき、カエルの居るという水路へ。

棚田の中で一番広い場所に今年も田植えをしようかと思っていると話て下さいました。
この水路のパイプの中に大人の握りこぶしより大きな牛ガエルが居ました。

入口から平さんが長い竹でつつくとまだ寒いので、動きのにぶいカエルが出てきました。
もう少し暖かくなるとウサギが跳ねるような速さで、ぴょんぴょんと跳ぶそうです。
ため池にいつの間にか住みついて、繁殖したそうです。
みんなが気になった石の穴
なんだと思いますか?
正解は、石垣の中を通っている排水用の水路なんです。

水路の出口から中を撮影しました。
今は、春先で水が少ないのですが、梅雨時期に雨がまとめて降ると石の多いこの地形では、水の勢いで棚田がこわれてしまうそうです。それを防ぐために排水のための水路(暗渠)がどの田んぼにも作られているのだとか。
とても緻密に計算された石垣の田んぼ。
この田んぼは、石垣の上から三分の一に土が入っていてあとは、全て石。
土も粘土質の土をベースに入れて、水が漏れないように工夫がされて、田んぼの土があるそうです。
石も天然の石を組んでいるので、パズルよりも複雑そうでした。
その石を動かすのに使ったのがこの「てこ」

先端には、鉄のクサビのような物がついていて、キャプテンが持ってもかなり重たいみたいでした。
このてこを使って、石の向きや形を考え一つ一つ積んでいったそうです。
最後に、平さんのお父さんが築かれた石垣の前で、平さんと写真を撮りました。
どの話をするときも、とてもいいお顔で話されていたことが印象に残っています。
平さん、お仕事の手を休めてのお話。ありがとうございました。
つづく